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RainierMoodで波紋を作ろう!【Reactor】

ノードを接続するだけで、簡単にリアルな波紋を作れる「RainierMood」ツールがいい感じでしたのでご紹介します!

RainierMoodはReactorからインストール可能で、こんな感じの波っぽさを作ることができるツールです。

またこちらのように角度を調整してアニメっぽい波を作ることもできますので、それぞれの実現方法を解説します。

それぞれのSettingsファイルはこちらからダウンロードできますので、よければ触ってみてください^^

といっても、カエルの方は画像にRainierMoodノードを接続してMediaOutにつないでいるだけなので、自分で作った方が早いかもしれません笑

このツールはLoopやSprut2に比べて動作も軽く扱いやすいので、気軽に使えるのがGoodです

そもそもReactorって何?という方やReactorのインストール方法を知りたい方は以下の記事で解説していますので、こちらもぜひご参照ください!

RainierMoodで水感をだしてみる

このツールのいいところは、なんといっても簡単に使えることです!

図を見ていただくとわかるように、画像にRainierMoodノードを接続してMediaOutで出力しているだけです。

これだけだと説明が終わってしまうので、RainierMoodの各パラメータと出力の変化を見ていきましょう。

パラメータ

パラメータは図のとおり、とてもシンプルで扱いやすいです。

  • Center:X軸とY軸の位置を設定することができます。この辺りはTransformノードなどのCenterと同じです。
  • Scale:波紋のサイズを大きくしたり小さくしたりできます。
  • Angle:全体の角度を変えることができます。
  • Wave Height:波紋のくっきり感を調節できます。値を小さくすると効果が強く、値を大きくすると弱くなります。
  • Frequency:波紋が表示される頻度を調整できます。値を小さくするとゆっくり、大きくすると早くなります。
  • Clump:値を大きくすると波紋を一点に集中させるような感じにすることができます。
  • Damping:値を大きくすると波紋の数を減らすことができます。
  • Constrict X/Y:値を増やすとX軸、Y軸方向に押しつぶすような効果が適用されます。

ひとまずはScale・Wave Height・Frequency・Dampingあたりをいじれば良い感じに調整できます^^

ざっくり各パラメータでできることを書きましたが、数も多くないのと直感的に操作ができるので触ってみるのが手っ取り早いと思います!

波紋をアニメっぽくしてみる

RainierMood単体では角度をつけることができませんが、好きな形に変形できるようにしたりリアルな波紋ではなくアニメっぽくしてみましたのでその方法をご紹介します。

ノードは上図のようになっています。波紋をたくさん作りたかったので波紋の数だけ左側にノードをずらずらと並べました。もうちょっとスマートな方法もとれたかもしれません。

波紋をつくって調整する

波紋を作成しているノード部分は上図のとおりです。

まずRainierMoodノードには入力が必要なので、ここではBackground→LumaKeyerノードを入力として接続しています。

そのあとRainierMoodに接続すると図のような出力になります。

このままだと波紋の形を変形できないので、3D空間に移動するためにImagePlane3Dに接続します。

ImagePlane3Dに接続すると、図のように3D空間で扱えるようになります。

次はTransform3Dに接続して角度をつけてみます。

Transform3Dに接続後、X軸方向に傾けます。

イラストと組み合わせたときに自然な角度になるように調節します。

角度をつけたらTransform3DとCamera3Dをマージして、思い描いた見た目を得られるようにカメラの位置を決めます。

ここではRainierMoodを複数作成していますが、すべて同じCamera3Dとマージしています。

Render3Dに接続して出力を確認します。

波紋の見た目はRainierMoodで調整しながら、期待する出力になるようにいじります。

この時点でそれっぽい感じになります^^

ブラーをかけてこのような見た目にしています。

また、Transformに接続してほかの波紋との位置関係を調整します。

ここまでの流れで作成した複数の波紋をマージすると、最終的にこのような出力が得られます。

複数組み合わせるといい感じになりますね!

ひとまずこの要領で作業すれば、ある程度自由に波紋を作成できると思います

画像と組み合わせて漫画のひとコマに収める

続いて画像を合成し、漫画の一コマが動き出すような感じに編集してみましょう。ノードは下図のとおりです。

Merge1の出力は図のとおりです。

FastNoiseで水っぽさを出しつつ、Merge2でPolygonを使ってツェペリをマスクし、Merge3では吹き出しや効果音(ゾザザザザァ)部分をマスクしています。

また、ツェペリに波紋がかぶらないようにPolygon2で粗めのマスクを適用しています。

最後の仕上げとして、Merge5では周りを白枠で囲うようにRectangleを使って見た目を調整しています。

お手軽な割には表現としても面白いものができるので、作っていて楽しかったです!

これで波紋の作り方はおしまいです。

アイデア次第でもっと違う表現もできそうなのでRainierMood、ぜひ使ってみてください!

さいごに

ツェペリ(波紋の画像元ネタ)はこちらのTwitter投稿から利用させていただいています。SettingsファイルのMediainノードはこの画像に置き換えていただけるとうまく表示できると思います。

本当は波紋カッターも作ってみたかったのですが、いいアイデアが思いつかなかったので保留としました笑

ちなみにこのツール、2021年5月現在でまだバージョン0.3なのでもしかしたらこれからも機能が追加されていくかもしれません。

角度を調節できる機能が追加されれば、ImagePlane3Dをかまさなくてよくなるので便利になるかもですね。

以上です!